さよならだけが人生だ

花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ

卒業

年度末で慌しく残業を終えて、日課になっている宝塚歌劇公式サイトのニュースをエレベーターを待ちながらチェックしたときに、真っ先に飛び込んできた「月組 退団者のお知らせ」の文字。

その時点で「もしかして」と嫌な予感がしつつ、ページを開いて飛び込んできたのが、月組100期生 新斗希矢くん退団のお知らせでした。

 

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次回出演予定だった博多座公演の出演者から急に外れたときに、どうしたのかなと心配しつつ、集合日付け退団でなければいいな…と思っていた矢先の年度末での退団。

なかなか顔と名前が一致しなくて覚えられない下級生が多い中、トッキー(と心の中で呼んでいた)は、長身と抜群のスタイルの良さ、個性的なファッションが印象的で、常に気になる存在でした。

ロケットでは「トッキーどこかな~」と無意識に探していたり、バトンが得意で「1789」や「GOLDEN JAZZ」でも披露してたなぁ…「A-EN」のオネエっぽいトラヴィス役が良かったなぁ…とか、「アーサー王伝説」で円卓の騎士ペアレス役は、サラサラの金髪が似合っていて、たまに見せる無邪気な笑顔が可愛らしいなぁと思っていたことが蘇ってきて。最後の出演作になってしまった「グランドホテル」では、スラッとした長身に軍服がよく似合ってたな。

宝塚の男役というよりも、韓国の綺麗な男の子のアイドルのような、原宿が似合う中性的なモデルのような…独特の雰囲気に惹かれるものがあって、これからどんな男役として成長していくのか見守っていきたかったトッキー。

一度くらいお手紙を書いてたら良かったな。

宝塚の世界を離れてしまうことは寂しいけれど、これからの人生が素敵なものでありますように。